【人気度チェック】◎の数が同じならオッズが高い馬を狙う方が有利!?
同じ◎の数ならオッズが高い馬を狙った方が有理か
前回、人気度チェックの各印の数と勝率の関係について調べました。
その結果、◎の数と勝率は比例の関係がありそうだということがわかりました。
そこで私はふと思いました。
◎の数で勝率が大体決まるのであれば、同じ◎の数ならオッズが高い馬を狙った方が回収率が高くなるのではないかと。
例えば◎1つの馬は勝率が約9%です。
これが固定であるならば、◎1つでオッズが5倍しかつかない馬よりも20倍つく馬の方を狙った方が良いのではないかと思ったのです。
◎以外の印については無視しているのでかなり強引な仮定であることは承知の上ですが、せっかなくなので調べてみることにしました。
サンブル数が多い◎1つで調査
まずは◎1つの馬を約3分の1ずつになるように、3つの単勝オッズグルーブに分類しました。
すると区切りとなる単勝オッズは6.7倍、11.1倍となり、各グルーブの回収率は以下の通りとなりました。
単オッズ | 回収率 |
6.7倍未満 | 66.8% |
6.7~11.1倍 | 77.6% |
11.1倍以上 | 78.4% |
下2つのグルーブの差はわずかですが、オッズが高い方が回収率も高くなってるのがわかると思います。
逆に◎が1つしかないのにオッスが6.7倍未満とそこそこ人気が出る馬を狙うのは得策ではないように思われます。
なお、◎1つは約2800頭、3分の1ずつにわけても900頭以上のサンプルかあるので数としては十分だと思います。
◎2つの場合
ふと思いついた考えだったのに思い通りの結果となってしまったので、味をしめて◎2つについても見てみたところ、以下の通りとなりました。
単オッズ | 回収率 |
4.6倍未満 | 67.0% |
4.6~6.6倍 | 70.0% |
6.6倍以上 | 82.9% |
◎1つよりもさらに綺麗に傾向が出ています。
◎2つの場合は単勝オッズ6.6倍以下の場合は妙味がありません。
なお、こちらもサンプル数は全体で約1200、3分の1ずつでも約400あるので十分かと思います。
◎3~◎6
◎3(サンプル数710)
単オッズ | 回収率 |
3.7倍未満 | 79.7% |
3.7~4.9倍 | 73.4% |
4.9倍以上 | 77.6% |
◎4(サンプル数497)
単オッズ | 回収率 |
3.1倍未満 | 75.0% |
3.1~4.0倍 | 80.8% |
4.0倍以上 | 87.3% |
◎5(サンプル数358)
単オッズ | 回収率 |
2.7倍未満 | 68.5% |
2.7~3.4倍 | 88.1% |
3.4倍以上 | 44.8% |
◎6(サンプル数318)
単オッズ | 回収率 |
2.4倍未満 | 72.3% |
2.4~2.9倍 | 71.7% |
2.9倍以上 | 91.4% |
どうでしょうか?
◎3つと◎5つにおいては違った傾向が見られますが、◎4つと◎6つについては高オッズのグルーブが高パフォーマンスを叩き出しています。
あえて結論を出すなら、全体的には高オッズの方が回収率も高い傾向にあり、特に◎の数が少ない方はサンプル数の面からも信頼性は高そうだ、という感じでしょうか。
ただ、もっと精度の高い結論を出すにはやはり他の印についても併せて分析してみる必要がありそうですね。
なお、サンプル数は少ないのですが、◎7つ以上ではなんと逆の傾向が出ました。
◎7~◎10
◎7(サンプル数217)
単オッズ | 回収率 |
2.4倍未満 | 100.7% |
2.4~2.9倍 | 75.8% |
2.9倍以上 | 53.6% |
◎8(サンプル数168)
単オッズ | 回収率 |
1.7倍未満 | 85.8% |
1.7~2.2倍 | 75.1% |
2.2倍以上 | 50.7% |
◎9(サンプル数87)
単オッズ | 回収率 |
1.6倍未満 | 75.9% |
1.6~1.9倍 | 48.2% |
1.9倍以上 | 57.8% |
◎10(サンプル数23)
単オッズ | 回収率 |
1.4倍未満 | 44.0% |
1.4~1.8倍 | 48.9% |
1.8倍以上 | 0.0% |
サンプル数が少ないのでこれで結論を出してしまうのは早計ですが、オッズの高いグルーブは軒並み低回収率となっています。
これは、いくら専門紙の本命印が集まっていても、オッズが高い、つまり馬券購入者から評価されないような馬は結果は出せないということでしょうか。
あるいは専門紙からも馬券購入者からも評価されるような馬は結果を残す、と言えるのかもしれません。
とにかくデータ数がまた溜まったらもう一度見てみたいと思います。
◎7つ以上ともなればたいていは1番人気だと思いますので、それを買い目から消せるとなればかなり有力な戦略となりますので。
まとめ
以上、◎の数ごとに少し詳細に傾向を見てみましたが、◎が少ない馬は高オッズを、◎が多い馬は低オッズを狙う方が良い結果となりました。
ただ、◎が多い馬についてはまだサンフル数が少ないため、◎だけで戦略を立てるのであれば◎が少ない高オッズの馬を狙うのが良いと思います。
次回はその点についてもう少し掘り下げてみます。
なお、今後も人気度チェックの分析を継続していきますが、最新の分析結果について遅れずに情報を受け取りたい方は、ぜひ以下のページからメルマガへご登録下さい!
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