【人気度チェック】◯の数と勝率・複勝率の関係

今日は久々に人気度チェックについての考察です。

かなり前になりますが、各印の数と勝率についての関係について調べ、◎の数が勝率と比例することを確認しました

今回は◯の数と勝率の関係について調べてみたいと思います。

◯の数と勝率の関係

上の記事でも◯の数については調べており、その結果多少は勝率と相関があるように見えましたが、そこまで顕著なものではありませんでした。

そして◎の数が明らかに勝率と相関がある以上、◯の数と勝率の関係を調べるには◎の影響を排除して考えた方が良さそうです。

◎が1つもない場合

そこでまず、◎が1つもないケースに絞って、◯の数と勝率の関係を調べてみたところ、以下の通りとなりました。

なお、前回はサンプル数が100以上のものだけ抽出しましたが、メルマガ読者からは参考までに全部見たいというメールも頂き、個別に回答していました。

なので、今回は傾向を掴む意味でも全部載せ、横にサンプル数を載せておきます。

また、今回は同じく要望のあった複勝率についても記載します。

◯の数 単的中率 複的中率 単回収率 複回収率 サンプル数
10 100.0% 100.0% 410.0% 140.0% 1
9 0.0% 25.0% 0.0% 32.5% 4
8 8.3% 58.3% 81.7% 96.7% 12
7 26.1% 52.2% 116.5% 88.7% 23
6 2.0% 29.4% 8.0% 51.8% 51
5 17.6% 41.2% 92.9% 74.4% 85
4 7.5% 26.7% 44.3% 55.0% 120
3 9.3% 33.5% 67.6% 71.1% 269
2 7.0% 25.8% 60.7% 65.3% 633
1 7.0% 23.5% 78.9% 72.4% 1,781
0 2.3% 9.3% 65.2% 63.9% 19,000

どうでしょう?
◯なしと◯1つではさすがに大きく開きがありますね。

ただ、◯1つと◯2つではまったく同じ勝率です。
◯3つで少し上がりますが、◯4つでまた下がってしまいます。
◯5つ以上はやはりデータ数が少なくてあまり参考になりませんね。

これだけ見ると、「◯はないよりはあった方が良いものの、その数はいくつあってもあまり勝率とは関係ない」と言えそうな気もします。

ただ、これだけで結論を下すのには少し心もとないですね。

◎が1つの場合

そこで、今度は◎の数を1つに限定して同じように調べてみました。
結果は以下の通りです。

◯の数 単的中率 複的中率 単回収率 複回収率 サンプル数
9 16.7% 50.0% 73.3% 76.7% 6
8 20.0% 46.7% 79.3% 72.0% 15
7 18.2% 45.5% 72.4% 71.8% 33
6 25.4% 50.8% 105.9% 84.9% 59
5 9.7% 48.7% 50.1% 82.1% 113
4 11.6% 42.4% 66.1% 72.8% 172
3 8.1% 34.2% 49.1% 67.5% 272
2 14.3% 35.3% 99.1% 76.7% 467
1 8.5% 28.9% 70.1% 72.4% 754
0 6.5% 23.3% 72.1% 77.2% 1,475

こちらも◯5つまでは◯が増えても単勝的中率が上がっていません。
◯6つ以上だと一気に数値が上がりますが、このサンプル数だと信頼に足るものではありません。

しかし、複勝的中率は◯の数と比例関係にありそうです。

「◯が多くなるほど複勝圏内には入る可能性が高いけれど、1着になる可能性が高くなるわけではない」という感じでしょうか。

◎が2つの場合

イマイチまだしっくりこないので、今度は◎2つに絞ってみます。

◯の数 単的中率 複的中率 単回収率 複回収率 サンプル数
8 11.1% 55.6% 25.6% 66.7% 9
7 3.7% 37.0% 13.3% 54.8% 27
6 19.7% 47.0% 71.5% 72.6% 66
5 18.7% 41.1% 70.7% 63.6% 107
4 20.6% 48.9% 87.7% 80.9% 141
3 15.0% 40.3% 72.4% 77.9% 226
2 12.7% 39.2% 69.8% 77.5% 260
1 11.8% 33.6% 73.2% 71.8% 339
0 10.7% 33.0% 86.3% 85.7% 309

お、ここでは傾向が出てきました。

◯6つ以上はサンプル数が少ないから無視し、◯4つの時が少し数値が高過ぎであると考えれば、◯の数が増えるほど単勝も複勝も的中率が上がっています。

強いて言うならば◯1つにつき勝率が1.5%くらい上がっているというような感じでしょうか。

そういう目線で見れば、上の◎なしや◯1つもそのような傾向があるようにも見えなくもありません。

◎が2つ以下の場合

そこで思い切って「◎の数が2つ以下」、と上記を包括した条件で括ってみます。

そうすればサンプル数が増えますし、◎2つ以下なら◎の違いによる影響はそれほど大きく出ずに済むと思いますので。

(例えば◯1つの勝率を見るときに、◎9◯1や◎8◯1を入れてしまうと明らかにに平均値を引き上げてしまうでしょうが、◎2◯1の馬であれば与える影響はそこまで大きくないのではないか、ということです。)

結果はこうなりました。

◯の数 単的中率 複的中率 単回収率 複回収率 サンプル数
10 100.0% 100.0% 410.0% 140.0% 1
9 10.0% 40.0% 44.0% 59.0% 10
8 13.9% 52.8% 66.7% 78.9% 36
7 15.7% 44.6% 65.4% 71.0% 83
6 16.5% 43.2% 64.7% 70.7% 176
5 15.1% 43.9% 69.2% 73.4% 305
4 13.4% 40.2% 67.1% 70.5% 433
3 10.6% 35.7% 62.5% 71.8% 767
2 10.6% 31.6% 75.6% 71.5% 1,360
1 7.9% 26.1% 75.9% 72.3% 2,874
0 2.7% 10.6% 66.0% 65.2% 20,784

おお、データ数がそれなりにある◯6つ以下については、比例関係が見えます。

ならしてみると、単勝的中率◯1つごとにおおよそ1.5%程度の差、複勝についてはだいたい4%程度の差でしょうか。

結論

以上、長くなりましたが今回の結論です。

◯1つにつき、勝率に1.5%程度、複勝率には4%程度の影響を与える」というまとめにしておきたいと思います。

将来、人気度チェックをスコア化する際は◯の数値化が必要になるので、この傾向は頭に入れておきたいと思います。

少し強引なまとめになってしまった気もするので、もし今回の集計をご覧になって何かお気づきになったり、あるいはこんなデータも調べてみてはどうかなどのアイデアが生まれた方は、ぜひコメント下さい!

 

今後も人気度チェックの分析を継続していきます。
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