【逃げ馬データ分析】改修前後で競馬場に変化!? 過去データを見る時は要注意!

逃げ馬の競馬場別成績の続きです。

過去30年の成績のおさらい

前回、過去30年で調べたところ、
東京競馬場は逃げ馬の成績がいまひとつでしたが、
他の競馬場はそれほど差がありませんでした。

今一度、その成績を載せておきます。

逃げ馬競馬場別成績
ご覧の通り、東京競馬場以外はすべて回収率200%超えでした。

しかし、この30年の間に競馬場の改修工事などにより、
コースが変わった競馬場もいくつかあります

それらが成績に影響を与える可能性は大いにあります。

そこで、今回は過去5年に絞って同様に成績を見てみます。

過去5年に絞ってみた結果

2011年~2015年の5年間の3コーナー先頭馬の成績は
以下の通りでした。

逃げ馬競馬場別成績_近年
この結果を見ると、東京競馬場以外でも
単勝回収率が200%を切る競馬場がいくつかあります。

札幌、中山、中京がそうですね。

その一方で、回収率が上がった競馬場もあります

函館、新潟、京都などが目立ちますね。

大規模な競馬場の改修工事と言えば、
東京、中京、函館、札幌などが思いつくのですが、
それぞれコースにどのような変化があったのかまで、
不勉強ながら把握しきれていません。

以前に読者の方から1つ助言をいただいたのが、
中京競馬場です。

中京競馬場は2010年から2011年の大改修によって
急坂ができて直線が長くなり、
逃げ馬にとって不利なコースになったとのことです。

改修前は小回りコースで中京巧者などという言葉も聞かれましたが、
今ではガラッと変わってしまったということです。

この成績の変化を見てもわかるように、
まったく別の競馬場と考えても良いでしょう。

データを見る際には・・・

さて、このように前回のデータと比較して、
色々と変化が見られました。

データ期間を長く取るとサンプル数が多くて
分析結果の信頼性が置けるようになる一方、
最近の傾向を反映しづらくなるという欠点もあります

うまく併用するだけでなく、
今回の競馬場の改修工事などのように、
その変化の理由も考えるようにすると、
良い分析が行えそうですね。

今回の結果の活かし方

今回の結果ですが、最近5年の方が、
勝率、複勝率が全体的に落ちています。

これは前に逃げ馬全体の成績推移を紹介した際に
触れたのと同じ結果です。
(こちらの記事を参照→過去30年の全逃げ馬の単勝回収率は200%!)

勝率・複勝率が落ちていても、回収率は大きく変わっていません
すなわち的中率は落ちてもその分オッズでカバーしているのです。

勝てなくなった逃げ馬が軽視されているということですので、
引き続きその利を美味しくいただいておきましょう^^

狙いやすいのは、的中率、回収率ともに安定して見込めそうな、
函館、福島、京都、小倉あたりでしょうか。

ただ、回収率を見ると他の競馬場も捨てきれませんので、
結局はやはりどの競馬場でも逃げ馬を狙いましょう、
ということになりますかね。笑

競馬場については今後もちょくちょく触れると思いますが、
今日はこの辺で!

では、また!

コメントを残す

このページの先頭へ