じゃんけんに勝つ方法 「最初はグーの法則」!?
今日はじゃんけんに勝つ方法について少し考えてみます。
「は?何言っているの?競馬は?」と思われるかもしれませんが、少し身近なテーマからヒントを探ってみます。
「じゃんけんに勝つ方法」と聞いて、あなたは何を期待しますか?
「どんな相手でも必ず勝つ方法」ですか?
さすがにそれは現実的ではないにしても、普通は一発勝負で33.3%の勝率ですから、50%ほどの勝率を期待するかもしれません。
では、ここであなたが私とお金を賭けてじゃんけんをするとします。
もしあなたが勝った場合、賭け金の何倍もらえるのが妥当だと思いますか?
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勝つまで勝負を続けるなら2倍、あいこは引き分けだとするなら3倍が妥当、というのがまっとうな回答でしょう。
あなたは、当たり前の感覚として、「じゃんけんの1回勝負の場合、勝ち・負け・あいこの確率は、3分の1」だと染みついていると思います。
では、そんな慣れ親しんだじゃんけんについて真剣に勝つ方法を考えたことはありますか?
友人同士なら、癖などを読んだことはあるかもしれません。
ただ、あなたは私とは一度もじゃんけんをしたことがないので、癖は知るはずもありません。
しかし、少し調べてみると勝つための方法が色々と出てきます。
一番多く目についたのは「最初はグーの法則」でした。
グーが最も作りやすい手なので、最初にグーを出されることが多いそうです。
あるいは、「グーは拳を握る強いイメージがあり勝ちたい思いが強いと出しやすい」などの考えもあるようです。
このように最初はグーを出しやすいので、バーを出すと勝率が上がる、というのが、じゃんけんに勝つ鉄則だそうです。
あなたは「へー、そうなんだ。次から使おう。」と思いましたか?
それとも「ほんとか?信じられない!」と疑いましたか?
競馬においては、後者の疑り深さがとても重要だと思います。
なぜなら、もっともらしい理屈を述べることは簡単にできてしまうからです。
それっぽい理論を鵜呑みにしてしまうと、誤った情報をもとにJRAにお金を注ぎ続けることになります。
だからその情報が正しいかどうかを自分できちんと確認する必要があるのです。
と、無理やり競馬の話に入ってみましたが、上のじゃんけんの事例に戻ります。
実は、以下のような統計データがあるそうです。
桜美林大学の芳沢光雄教授が、学生725人を集め、11567回じゃんけんをさせたところ、最も多いのは、グーで4054回(35.0%)、続いてパーで3849回(33.3%)、最後にチョキで3664回(31.7%)だった。
このようにデータを提示されると説得力を増しますよね。
この実験は本当に行われたのか、などという疑問もゼロではないですが、少なくとも理屈だけで述べられるよりははるかに信用できると思います。
競馬ではこのようなデータに当たる姿勢が、とても大事だと思います。
競馬の場合は、本当かどうか膨大な過去データから自分で調べられるのですから。
さて、芳沢教授の統計データが本当なら、初手はパーを出すのが得策ですよね?
ただ、これまで33.3%だと思っていた勝率が、35.0%に増えただけですから、一見すると大した差がないようにも見えます。
しかし、「あなたが勝ったら賭け金の3倍が貰え、あいこと負けで没収」という勝負の場合、パーを出せば回収率は105%です(35%×3)。
これはまさしく必勝法だと思いませんか?
冒頭の部分では、50%くらいの勝率を期待したかもしれませんが、競馬で狙うのはこのようなわずかな傾向の差です。
こちらの記事でも述べたように、必ずしも高的中率が必要ではないことは、早く頭に染み込ませましょう。
また、人生において、じゃんけんが強いというのは、かなりのアドバンテージです。
なのに、その勝ち方を真剣に考える人は、とても少ないと思われます。
上の統計結果を見ても、価値すら感じない人も多いでしょう。
競馬も同様に、勝ち方を真剣に考える人は少ないと思います。
ぜひデータの重要性を学び、それらの競馬ファンからありがたく資金を頂戴しましょう。
以上、今日は少し身近な事例から、競馬の考え方について語ってみました。
データを使って一刻も早く競馬で勝ち組に回りたい方は、以下のページをご覧下さい。
http://morimin.com/clscp/lp/
ではまた!
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