前走逃げた馬の回収率はなぜ低いのか

前走逃げた馬の回収率が低い理由

前回の逃げ馬分析では、
「前走逃げた馬は確かに今走も逃げる可能性は高いけれど全体的に回収率が低い」
というお話をしました。
(まだ読んでいないのであれば、ぜひ前回の記事を先にご覧ください。)

その回収率が低い理由についての私なりの回答ですが、以下の2点が大きな理由であると考えられます。

  1. 前走逃げた馬は人気になりやすい
  2. 前走逃げた馬は今走でも逃げないと勝ちにくい

まぁ、ある意味当たり前ではあるのですが、「回収率=平均オッズ×的中率」であると考えれば、回収率が低い理由は以下のいずれかになります。

  1. 平均オッズが低い
  2. 的中率が低い

先ほどの回答はそれを形を変えて表現したに過ぎません。
今回はそのうち1つ目についてデータを見ながら説明したいと思います。

前走の位置取りは今走の人気に影響がある!?

さて、ここであなたは前走の位置取りと今走の人気について関係性はあると思いますか?

ここまでの流れから、前走逃げた馬の人気が高いことは想像できてしまったかもしれませんね。笑

でも、前走で後ろから強い伸びを見せた馬なども人気になりそうだと思いませんか?
(例えその馬が勝っても負けてもです)

そうすると少なくとも前走2番手以降についてはあまり人気に関係ないような気がしませんか?

では、実際にデータを見てみましょう。

前走の3コーナー位置取りと今走のオッズや人気順との関係は以下の通りとなりました。

この結果から、前走の位置取りと今走のオッズや人気には明確な関係があることがわかります

つまり、前走で前の方で競馬をしている馬ほど今走は人気が出るわけです。

 

このような傾向になるのは、「前の方で競馬をした方が有利」であることはすでに多くの競馬ファンの知るところであって、それがオッズにも反映されているためでしょう。

特に前走3コーナーを1位で通過した馬は今走でも1位で通過することが期待されており、それゆえにオッズも低くなります。

その期待に応えられず2番手以降だった場合は回収率が激減する一因になるのだと思います。

以上、今回は「前走逃げた馬は人気になりやすい」という点について見てみました。

前走の3コーナー順位と今走人気との関係は、あなたも考えたことがなかったかもしれませんが、重要な事実なのでぜひ覚えておいてください!

 

次回は、「前走逃げた馬は今走も逃げないと勝ちにくい」という点について確認していきたいと思います。

 

では、また!


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