【白抜き逃げ馬】牡馬と牝馬どちらが優秀?そしてせん馬の驚くべき成績

さて、白抜き逃げ馬についていったんルールの見直しが一段落ついたところで、以前お話した通り、さらなる分析を進めていきたいと思います。

性別ごとの成績

今回は性別ごとの成績について調べてみました。
単純に牡馬と牝馬そしてせん馬のいずれの成績が良いかという比較ですね。

結果はこうなりました。
性別

牡馬と牝馬の成績は明らかに違います。
この十分なデータ数から考えると、単勝回収率で約6%の違いというのはかなりの差だと思います。

そして、それよりも強烈なのが、せん馬の成績です。
これだれで単勝回収率100%超えです。

ただ、データ数が一気に下がること、そして複勝の成績が悪いことを考えると、これだけで加点条件としてしまうのは早計な気もします。
今回はせん馬についての加減点はやめておこうと思います。

一方、先ほど触れた牡馬と牝馬ですが、この成績だけだと加点も減点もできません。
原則以下のルールでスコア計算をしているからです。

回収率95%以上 プラス1点
回収率105%以上 プラス2点
回収率80%以下 マイナス1点
回収率70%以下 マイナス2点

牝馬を減点したいところですが、回収率80%を超えている以上は、手を出しづらいところです。

そして、個人的には1つの疑問が浮かびました。
「牝馬限定戦についても一括りにして考えて良いのだろうか?」

牝馬限定戦で牝馬が勝つのは当たり前で、実際は性別以外の部分で勝つ要素が決まるのです。

これについては除いて考えた方が良いのでないかと思ったわけです。

牝馬限定戦を除いた結果

さっそく調べてみました。

もし牝馬が牡馬よりも不利なのであれば、牝馬限定戦を除いて牡馬との戦いだけに絞ったとしたら回収率は下がるはずです。

その結果がこちらです。
牝馬限定戦

残念ながら牝馬限定戦を除外しない場合よりも、単勝回収率は上がってしまいました。

ということは、逆に牝馬限定戦に絞った場合には回収率はもっと下がるということになるのでしょうか。

調べた結果がこちらです。
牝馬限定

これらの結果から言えることは、「牝馬は牡馬との混合レースでは割り引く必要はほとんどない」ということと、「牝馬限定戦は白抜き逃げ馬にとっては有利なレースではない」ということになるかと思います。

ただ、勝率を見ると牝馬限定戦も牡馬との混合戦もほとんど変わりません。

それなのに回収率に差があるということは、「実際には勝つ確率は変わらないのに牡馬との戦いになると牝馬が低く評価される」傾向があることを示しているとも言えます。

さて、これをスコア計算に反映させるかどうか。
つまり「牝馬限定戦はマイナス1点」というルールを採用するかどうかですが、複勝の回収率が逆転をしているところなどを見ると微妙なところです。

決定打に欠けるので、今回の結果が「一般的な逃げ馬にも言えるかどうか」について調べてみてから判断したいと思います。
一般的に牝馬限定戦では逃げ馬の回収率が落ちるのであれば、それはスコア計算にも反映した方が良い気がしますので。

(2015/10/7追記)
一般的な逃げ馬についても似たような傾向が見られましたので、スコア計算にも反映することにしました。


 

なお、今後も逃げ馬についての検証は続けていきます。
いちいちブログを見に来るのが面倒な方は、ぜひ以下のページからメルマガへ登録ください!
http://morimin.com/clscp/lp/

コメントを残す

このページの先頭へ