逃げ馬は人気馬よりも穴馬の方が好成績?
人気馬と穴馬はどちらが成績が良い?
今日は、逃げ馬の人気別成績を調べてみたいと思います。
強い逃げ馬は自分のペースでレースができるので安定して良い成績を残している気がしますし、逆に弱い馬が展開に恵まれて前残りになることもよく見る気がします。
果たして人気馬と穴馬、どちらの成績がいいのでしょうか?
ちなみにここで言う成績とは、回収率のことです。勝率は人気馬の方がいいに決まってますので・・・。
また、人によっては
「逃げ馬の回収率が良いのは穴馬がたまに激走するからで、人気馬だけなら普通の馬とあまり変わらないのでは?」
と考える方もいます。
果てして真相はいかに。さっそく見てみましょう。
以下、人気別の逃げ馬(1986年以降に3コーナーで先頭だった馬)の成績です。
(2016/1/6更新)
なかなか注目すべき点が多い結果だと思います。以下、順に見ていきます。
人気馬の方が逃げる馬が多い
まず、人気がある方が逃げる馬が多いというのが大きな特徴だと思います。
逃げという作戦は、人気のない馬が奇策として仕掛けたり、あるいは逃げることしかてきないような融通の利かない馬が取る戦略だと考えていましたが、どうやら違ったようです。
確かにスピードのある馬でないと、先頭に立つことなどできません。
新馬戦など明らかに能力の違いがある馬が出た場合は、逃げるというよりも馬なりで先頭に立ち、そのままゴールする姿も見かけます。
将来的には「何が逃げるか」を考える必要が出てきますが、その際に人気馬ほど逃げやすいということは覚えておくべきでしょう。
逆に、人気薄の馬が逃げ宣言をしたような場合には、逃げる気があっても能力的に逃げることができない可能性は頭に入れておく必要があると思います。
驚くべき勝率と複勝率
次に勝率と複勝率についてですが、その安定感には目を見張るものがあります。
特に1番人気は5割以上の馬が勝利、また複勝圏内には何と8割の馬が入ります。
逃げにこだわらない通常の1番人気では、連対率が約5割ですから、逃げ馬の勝率で5割超えは驚異的と言えるでしょう。
また1番人気に限らず、その他の人気についても通常の馬の成績とは雲泥の差です。
8番人気でも勝率が10%以上あるのには驚きました。
通常の馬では4番人気でも勝率は10%を切りますからね。
この結果を踏まえると、馬券の的中率を上げるために逃げ馬を狙うというのは、かなり合理的だと思いませんか?
回収率は人気薄が優位
さて、最も重要とも言える回収率ですが、これは人気薄に分がありそうです。
10番人気以降では単勝回収率は300%超え、複勝回収率ですら200%を超えています。
ここまでの成績を出されては、人気馬にはどうしようもありません。
何せ、例えば1番人気の馬の平均配当は210~220円ですから、単勝を100%的中してようやく回収率200%ちょっとです。
どうあがいても回収率300%にはなり得ませんから、これは素直に人気薄を称えるしかありません。
まとめ
以上より、回収率を追い求めるのであれば人気薄を狙うのが望ましいと言えます。
しかし最初に見たように、人気薄は逃げられる馬が少ないということを忘れてはなりません。
つまり人気薄になるほど、「ちゃんと逃げるかどうか」の予想が難しくなるのです。
また、システム等で淡々と馬券投票ができる方なら良いですが、自分で馬券を買う場合、的中率がそれなりにないと、せっかく有効な馬券術を見つけても精神的に長く続きません。
これらを踏まえた上で、どの人気順を狙うかを考える必要があると思います。
では、今日はこの辺で!
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