逃げ馬も馬体重は重い方が有利?
今回は馬体重について見てみます。
全出走馬の馬体重別の成績
まず逃げ馬の馬体重を調べる前に、普通の馬の馬体重別の成績を見てみたいと思います。
よく「馬体重は重い方が有利」という声を耳にします。
確かに人間のスポーツの世界でも体が大きい方が有利ですから、
馬にも同様のことが言えてもおかしくはありません。
実際はどうなのかを早速調べてみました。
対象は2005年1月から2015年10月18日までの全レースです。
Targetで抽出しました。
一般的に言われているとおり、馬体重が重くなるにつれて勝率は上がっています。
そして回収率にも同じ傾向が見られます。
ここで、勝率はともかくとして回収率にも同様の傾向が見られるということは、
馬体重については完全にはオッズに織り込まれていないということになります。
どういうことかというと、「馬体重は重い方が有利」という事実が馬券購入者の中での常識なら、
それがオッズにも反映されて回収率はほぼ等しくなるはずです。
ところが、回収率に差が出てしまうということは、
馬体重が軽い馬が過大評価されていることに他なりません。
この事実は馬券を買う上での貴重な材料になると思うので、ぜひ覚えておいてください。
私もこれからは自信を持って体重が軽い馬をマイナス評価したいと思います。
逃げ馬の馬体重別の成績
さて、全馬の成績は大体わかりましたので、
次にこれが逃げ馬の場合にどうなるかについて調べてみたいと思います。
さきほどと同期間で3コーナー先頭の馬の成績を調べた結果、以下の通りでした。
まず、勝率はさきほどと同様に馬体重が重い方が高いですね。
しかし、回収率になるとあまり傾向が見られなくなりました。
確かに420kg以下になると単勝回収率が低いですし、400kg未満では100%を割ります。
しかし複勝回収率が高いことを考えると、サンプル数が少ないせいである可能性があり、
断定してしまうのは危険でしょう。
よって、現時点では「逃げ馬に限っては馬体重を気にする必要はない」と言ってもよさそうです。
的中率を上げたいのであれば馬体重が重い方が良いですが、
軽い馬はその分オッズが高くなっているばずなので、切るのはもったいないでしょう。
さて、次回はこれが白抜き逃げ馬ではどのような傾向になるかを調べてみたいと思います。
なお、今後も逃げ馬についての検証は続けていきます。
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