穴馬狙いには強い信念と根気が必要

これまで書いてきた通り、競馬で勝つための近道は穴馬を狙うことです。

その理由として、
大数の法則を打ち破る可能性が高い
的中率に余裕が持てる
控除率の影響が少ない
などを挙げました。

穴馬狙いは辛く険しい道

しかし、穴馬を狙い続けるのは決して楽な道ではありません。
むしろ険しい道のりであると言えます。
今さらですが競馬に勝つの簡単ではないのです。

穴馬を狙い続けると当然ながら人気馬狙いよりも的中率が下がります。
当たるレースよりも外れるレースの方が多くなることが当たり前なのです。
よって穴馬狙いには強い信念と根気が必要になります。

と、精神的なことだけを述べても説得力に欠けるので、簡単な例とともに数字を使って説明したいと思います。

回収率110%の必勝法を題材に考える

とある競馬場では10頭立てのレースが繰り返し行われているとします。
ここではどの馬もすべて能力が等しく、勝つ確率は10%だとします。
つまりどの馬の単勝に賭けても的中率は10%です。

ここで1番の馬だけ毎回11倍のオッズがつくとしましょう。
すなわち1番の単勝に賭け続けていれば、期待回収率は110%という、まさに必勝状態です。

ではこの状況で、1番の馬に100円を100レース賭け続けた場合(=投資額1万円)、最終的に資金が1万円超に増えている確率はどれくらいあると思いますか?

ちょっとだけ考えてみてください。

・・・・・

では答えです。

この期待回収率110%の必勝法に、100レース投資を続けて資金が増えている確率は、

54.9%

です。

え?と思われる方もいるかもしれません。
私も最初は計算ミスかと思いました。

思ったより少ないですよね。

こんな確実とも思える必勝法なのに、半分近くの人が100レース続けても勝てないわけないですから。

長期的な勝率の計算方法

そんなはずはない、と思われる方のために計算過程を示しておきます。

まず、資金を1万円超に増やすためには、最低10レース的中する必要があります。
9レースのみの的中だと払い戻しが9,900円で届かないですから、ここまではわかりやすいと思います。

次に、10レース以上的中する確率の出し方ですが、エクセルの「BINOMDIST」という関数を使うと計算できます。

ここでは関数の詳しい説明までは省きますが、エクセルのセルに「=BINOMDIST(9,100,10%,TRUE)」という式を入れると、「的中率10%のレースに100回投資した場合に、9回以下しか当たらない確率」を算出できます。

この答えが45.1%になります。

今回求めたいのは「的中率10%のレースに100回投資した場合に、10回以上当たる確率」ですから、上で求めた結果を100%から引けば求められますね。

よって100%-45.1%=54.9%と計算できます。

ちょっと難しいという方は、ここでは細かいことはわからなくても構いません。
ちゃんと計算してるんだというがわかっていただれば結構です。笑

信念を持って意志を貫くことが大事

このように的中率10%では、回収率110%の必勝法を100回実践したとしても、負ける可能性が5割近くあるのです。

1日12レースに投資したとして1ヶ月8開催あれば約100レースです。

つまり的中率10%、回収率110%の必勝法を1ヶ月試しても負ける可能性が半分くらいあるということです。

そして的中率10%というのは穴馬狙いにとっては別に少ない数字ではありません。
むしろ標準的な数字でしょう。

上の例では必勝法であることがわかっていたのでそれでも続けられるかもしれませんが、現実は絶対勝てるかどうかなんてわからないことがほとんどです。

本当は有効な投資法だとしても、その有効性に疑問を持って途中で辞めたい気持ちになっても仕方ないと思います。

穴馬狙い強いには信念と根気が必要と言った理由がわかっていただけたでしょうか。

ちなみに、上の例では1,000レース続ければ84.2%の確率で資金が増えます
それでも15%の確率で負けるのは少し気になりますが、これくらい続けてようやく成果が確認できるのです。

ぜひ自分が信用できる投資法を見つけ、途中で挫折せずにそれを貫いて行きましょう

私は少しでもそのお手伝いができればと思っています。

今後も馬券戦略についての考察は続けていきますので、何かご意見あればぜひコメントお願いします。


 

なお、回収率を手っ取り早く上げたい方は、以下のページで無料プレゼントを受け取ってください。
http://morimin.com/clscp/lp/

コメントを残す

このページの先頭へ