前走逃げた馬は今走も逃げないと勝てない
前走で逃げた馬は今走でも逃げないと勝てない
前回の逃げ馬分析では、「前走逃げた馬は人気になりやすい」というお話をしました。
逃げ馬の回収率が高いことは多くの競馬ファンに知られていてすでにオッズに折り込まれているため、前走逃げた馬のオッズは低い傾向にあるという内容でしたね。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
→前走逃げた馬の回収率はなぜ低いのか
今回は「前走逃げた馬は今走も逃げないと勝てない」という点を確認したいと思います。
もちろん「勝てない」と言っても絶対に勝つことはないというわけではなく、勝率が悪いということです。
前走逃げた馬と前走逃げなかった馬で、今走の3C順位ごとの勝率や複勝率を比較してみると以下の通りになります。
前走逃げた馬も前走逃げなかった馬も今走3コーナー1位の場合については勝率は約2割、複勝率は4割強とほぼ互角の数字となっています。
しかし、今走で3コーナー2番手以下となると、前走逃げた馬の成績は悪化していきます。
どの順位を見ても前走逃げた馬の方が勝率も複勝率も低いということがわかると思います。
つまり前走で逃げた馬は今走でも逃げないと、普通の馬と比べて勝率も複勝率も落ちるのす。
やはり逃げ馬というのは特殊な性格で、レース中に前に他の馬がいると本来の力を発揮できないのだと思います。
感覚ではわかっていたことかもしれませんがデータできちんと証明されましたね。
さて、前回の結果と合わせて整理すると以下の2点が確認できました。
- 前走逃げた馬は人気になりやすい
- 前走逃げた馬は逃げないと勝てない
つまり、よほど今回逃げる確信がないと前走逃げた馬は狙いにくいということです。
前走逃げた馬は30%弱が次も逃げるのでついつい馬券として狙いたくなりますが、そんな単純には回収率は上げられないということを覚えておいて下さい。
以上、前走逃げた馬についてのお問い合わせが多かったので、何回かに分けて整理してみました。
次回からは、「実際に逃げた馬にはどんな特徴があるのか」という点を色々な角度から分析し、「どの馬が逃げるのか」のヒントを探っていきたいと思います。
では、また!
逃げ馬の馬券への活かし方については、メルマガにて1から順を追って説明しています。
まずはぜひこちらのページをご覧ください。
http://morimin.com/clscp/lp/
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