前走3コーナー何番手までの馬が今回逃げ馬として狙えるか

今回からはいよいよ本格的に「何が逃げるのか」の判断材料を探していきます。

そのためには、実際に逃げた馬が逃げ以外(=3コーナー2番手以降)の馬と比べてどのような特徴があるのかを見るのがわかりやすいと思います。

そこに何らかの差を見つけられれば逃げる馬を予想する上での手掛かりになりますからね。

今回はまず、「今走で逃げた馬の前走位置取り」について見てみたいと思います。

「あれ、前回までと何が違うの?」と思うかもしれませんが、前回までは「前走逃げた馬の今走位置取り」についての分析でした。

今回は「今走逃げた馬の前走位置取り」ですから、ちょっと異なりますね。

意味合いは違いますが、データとしては大きな差はないので違いがよくわからなくてもあまり気にせずに読み進めてください。

では本題ですが、今回は「前走で何番手の位置取りまでの馬が今走逃げる可能性が高いか」について考えてみたいと思います。

さっそくデータを見てみましょう。

今走逃げた馬の前走位置取りは以下の通りでした。
(2006年~2016年の全レースを対象)

今走逃げた馬の約3割は前走でも逃げていました。

そして今走逃げた馬のうち2割が前走では2番手の位置取りでした。

つまり今回逃げた馬のうち約5割は前走2番手以内の馬で占めていたことになります。

さらに3番手まで含めると6割を超えます。

なかなか高い比率ですよね。

 

次に「今走逃げ以外」の馬の前走位置取りを上の結果と比較して見てみます。

当然ですが、今走で逃げなかった馬の前走位置取りはバラバラです。

前走3コーナー2番手が多いのは各レースで2番手の馬が複数いるためです。
(2頭以上がほぼ横並びで2番手の場合でも、そのすべてが2番手として記録されます)

今走逃げと逃げ以外の比率が並ぶのが前走3コーナー順位が4位のところです。

そのより後ろの位置取りについては、今走逃げの方が比率が低くなります。

つまり、今走逃げやすいのは前走3コーナーで3位以内の馬であり、また前走3コーナー5位以降の馬は今走は逃げる可能性が低い、と見ることができます。

よって、逃げ馬を探すにあたっては前走3コーナー3番手以内、というのが1つの目安になると思いますし、
前走3コーナー5番手以降の馬については割り引いて考えることができます

ここであらかじめ断っておきますが、前回までに見たように、前走逃げた馬は回収率を考えると狙いづらい対象です。

しかし、まずは「何が逃げるか」を高い確率で当てられるようになった上で、「儲かる逃げ馬」と「儲からない逃げ馬」に振り分けていきたいと思いますので、当面は回収率は切り離して考えて下さい。

また、先行馬も差し馬もすべて「逃げなかった馬」とまとめてしまうのはかなり強引であることも承知の上です。

それでも「1番手か2番手以降か」の差はそれ以外の位置取りの差と比べて大きな意味を持つものだと思いますので、しばらくこの比較をしていきます。

さて、次回以降は、前走位置取り以外で逃げ馬の特徴にどのようなものがあるかを見ていきたいと思います。

枠順、馬体重、性別、年齢、前走距離などデータは各種ありますが、それらが逃げる可能性につながるのか(あるいはつながらないのか)徹底的に調べていきますのでお楽しみに!

 

では、また!


逃げ馬の馬券への活かし方については、メルマガにて1から順を追って説明しています。
まずはぜひこちらのページをご覧ください。
http://morimin.com/clscp/lp/

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